車から強い酸の除去は外装を傷付けぬ様より慎重に

これまで、車の外装に突然付着してしまった鳥の糞を除去するのに、特に何も考えず水に濡らしたティッシュペーパーや雑巾を用いていたものでしたが、それらを利用する事によるリスクの事までに頭が及びませんでした。
良く調べてみると、鳥の糞の中には未消化の硬い草木の種が混じっているケースが多く、それらを気にせず上から直接ティッシュや雑巾で拭いてしまうと、それらの種が車の塗装との間でまるでサンドペーパーの様に振舞ってしまい、塗装表面に傷が付いてしまうというのです。
確かに拭く時に抵抗感のあった除去跡を良く観察してみると、微細なスクラッチ傷が付いているのが確認出来ます。
そのリスクに気付いてからは、鳥の糞の付着を発見してもいきなり濡れ雑巾やティッシュで拭きに掛かるのを止め、こんもり盛りあがった鳥の糞本体を慎重に取り除いてから拭き始める様にしました。
糞の本体を除いてしまえば草木の種もほぼ無くなりますから、残りの付着物は一切気にせず拭き取れます。またその方が抵抗感も無く、仕上がりも綺麗に拭き上げられるのです。

強い酸性物質が車の塗装面に付着した際は、即座に鳥にかからないと塗装面にダメージが侵食して取り返しがつかないことになります。ガラスコーティング専門店で洗車や研磨など、しっかりケアをおすすめします。